ニュージーランドの国境も開き、海外から再び多くの人が入国してくるようになりました。
旅行でニュージーランドにやってくるのはもちろん、学生ビザやワーキングホリデービザ、就労ビザで入ってくる人もいるでしょう。
そして生活をするとなるとバイトや仕事をすることになります。
今回はニュージーランドで働くとどのように給料が入ってくるのか私の経験をもとに紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。(※今回紹介する内容が全てではありません)
CONTENTS
ニュージーランドの雇用形態
ニュージーランドには主に4つの雇用形態があります。
1.Permanent employees (full or part-time)
2.Fixed-term employees (full or part-time)
3.Casual employees
4.Seasonal employees
実はニュージーランドには週何時間以上がフルタイムなのかという明確な規定はありません。
が、週35~40時間がフルタイムの目安になっているようです。
ちなみに私が働いている会社では週30時間からがフルタイムとなっています。
1.Permanent employees (フルタイム or パートタイム)
まずはPermanent employeeです。
こちらは最も一般的な勤務形態です。
Permanent employeeとは「permanent=(半)永久的な」からもわかるように、終了期限のない従業員の事を意味し、Permanent employeeにはフルタイム、パートタイム関係なくemployment rights and responsibilities(従業員の権利と責任)のフルセットが付与されます。
フルタイムとパートタイムの違いは、週の勤務日数や1日の勤務時間の差です。
例えばフルタイムの人が週に5日×8時間働くのに対して、パートタイムの人は週に2日×5時間働くなど。
この辺は会社や個人によって変わってくるので、気になる人は事前に確認をした方がいいですね。
ちなみに私はフルタイムで週4日、トータル約40時間ほど働いています。
2.Fixed-term employees (フルタイム or パートタイム)
続いてFixed-term employeeです。
こちらは指定日を迎えるまで、もしくは特定の事柄が起こるまで働く、いわゆる終了期限が決まっている従業員のことを意味します。
例えば育児休暇などで職場を離れているスタッフが復帰するまで、繁忙期やプロジェクトが完了するまで、など。
こちらもPermanent employeeと同様フルタイムかパートタイムを決める必要があり、雇用と権利についてもPermanent employeeと同様のものが付与されます。
ただし勤務期間にって多少違いが出てくるかもしれないので、事前に確認しましょう。
3.Casual employees
次はCasual employeeです。
こちらは働く曜日や時間が決まっておらず規則的なパターンが無く、雇用主がいつ仕事を依頼するか予測ができない場合に用いられます。
雇用主は従業員に仕事を提供しなければならないということはなく、従業員も提供された仕事を受け入れなければならないということはありません。
このような雇用形態は時々起こることがあり、従業員が仕事を受け入れるたびに新しい雇用期間としてみなされます。
4.Seasonal employees
最後に紹介するのはSeasonal employeeです。
こちらは季節の終わりに仕事が終了するという一種のFixed-term employmentで、一般的にはピッキングの仕事に用いられます(例えばフルーツ、野菜、魚、肉などの産業)。
状況によっては、従業員が季節の始まりごとに再雇用される、定期雇用になることもあります。
(参考)Employment New Zealand, Types of employee https://www.employment.govt.nz/starting-employment/who-is-an-employee/types-of-employee/#:~:text=For%20statistical%20purposes%2C%20Statistics%20New,5pm%2C%20five%20days%20a%20week.
ニュージーランドは給料形態がさまざま
私は今の会社に入って7年、フルタイムで働いており一応役職もついているのですが、日本の正社員とは異なる給料形態でお給料をもらっています。
ここでは、ニュージーランドで働く時の給料形態を紹介していきます。
正社員でも時給?
今の会社でフルタイムで7年以上働いていて役職も付いている私ですが、実はお給料は時給でもらっています。
フルタイム(正社員)なのに月給ではなく時給でお給料をもらうというのは、実はニュージーランドでは珍しいことではないんです。
同じ会社の中でも時給で働く人がいたり月給で働く人がいたりと、給料制度は企業によってさまざま。
私はこれまでにいくつかの会社で働いてきましたが、いずれもサービス業で時給制でした。
サービス業だから時給というわけではなく、サービス業でも会社やポジションによって月給でもらっている人もいたので、本当に企業それぞれです。
昔、オフィスで働く友人の中には年俸制の会社で働いている人もいました。
毎週お給料が入る?
日本だとバイト、契約社員、正社員など雇用形態に関係なく、給料は月に一度振り込まれることが一般的ですよね。
ですが、ここニュージーランドでは毎週給料が振り込まれる会社も多いんです。
もちろん月給制で働いている人は月に一度だとは思いますが、時給で働く場合、毎週お給料が支払われます。
過去に私が働いてきた会社の中には、2週間に一度お給料が支払われるところもありました。
週ごとの給料振り込みだと、何曜日に振り込まれるかは会社それぞれです。
私たち夫婦はともにフルタイムで時給で働いていますが、それぞれお給料が振り込まれる曜日が異なります。
まとめ
今回はニュージーランドで働く場合の雇用形態と給料形態を私の知る範囲で紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
日本とは異なる点もいくつかあったかと思います。
過去にいくつかの会社で働いてきた私の経験として、面接の時によく聞かれるのが、週に何日、何時間働きたい(働けるのか)ということです。
面接に行く時点でフルタイムで働きたいのかパートタイムで働きたいのかは自分の中で明確になっていると思いますが、さらに何日、何時間働きたいのかも答えられるようになっておくと印象が良いのかなと思います。
もしニュージーランドで仕事を探す際にはぜひ参考にしてみてください。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
英語で言える?【給与明細】
Payslip
「給与明細」は英語でpayslipと言います。
他にもpay statementやpay stub、payment slipなどという言い方もありますが、ニュージーランドではpayslipという言い方が一般的なのではないでしょうか。
I usually get my payslip by email.
→私はいつもメールで給与明細を受け取ります。
コメント
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