【NZ】レイバー・デー(Labour Day)【祝日】

New Zealand

本日、2020年10月26日はニュージーランドのレイバー・デー(労働記念日)です。
一般的に、日本の「勤労感謝の日」と同じものだと考えられがちですが、実は厳密に言うと同じ意味ではありません。
今回は、『レイバー・デーとは何なのか?』『勤労感謝の日とどう違うのか?』を解説していきます。

ニュージーランドのレイバー・デイって?

ニュージーランドでレイバー・デーが初めて祝われたのは1890年10月28日。

このレイバー・デーは、さらにさかのぼること50年、1840年に1日8時間労働の権利を求めたことが始まりなんだそうです。

そして、この権利が正式に認められ、50年後の1890年に何千人もの人が集まりパレードが行われました。

以降、毎年レイバー・デーを祝うようになり、現在の10月の第4月曜日に定められたのです。

レイバー・ウィークエンド (Labour Weekend)

先に述べたように、ニュージーランドのレイバー・デーは10月の第4月曜日です。
つまり、前々日の土曜から3連休になるのです。

この3連休のことをニュージーランドではレイバー・ウィークエンド (Labour weekend) と呼び、多くの人はこの3連休にちょっとした旅行に出かけたり、家族と家でゆっくり過ごしたりします。

季節的にも夏目前の時期で、日も長くとても暖かいので、この連休を楽しみにしている人も多いのです。

日本の「勤労感謝の日」とは違うの?

よく、「レイバー・デーは日本の勤労感謝の日と同じようなものだ」と思われがちです。
実際、私もそう思ってました。
ですが、厳密には、レイバー・デーと勤労感謝の日では意味が異なるのです。

ニュージーランドのレイバー・デーは労働者の権利が認められたことを祝う祝日ですが、日本の勤労感謝の日は「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」ことを趣旨としており、もともとは収穫物に感謝する『新嘗祭』という行事を行う日だったのを、戦後に「勤労感謝の日」として名前が付けかえられたものなんだそう。

なので、実は『レイバー・デー≠勤労感謝の日』ということになりますね。

夏の訪れを楽しむ三連休

歴史的に見ると、このレイバー・デーは働く人たちにとってとても大切な日なのですが、正直、現代ではそこまで深く考えていませんよね(笑)

ニュージーランドでは、夏手前に訪れる「ロングウィークエンドやったぁ!」という感じですかね。

私はサービス業なので、このレイバー・ウィークエンドはほとんど関係なく仕事しています…
とはいえ、たまたま今は日月オフが固定されているので、昨日今日と家で飲んびり過ごしてます。


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