数年に一度日本に帰国旅行する私たち夫婦。
今年も久しぶりに日本に帰ったわけですが、その時にいつも利用するのがニュージーランド航空なんです。
今回はニュージーランド航空のビジネスクラス、その他のシートを紹介していきます。
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ニュージーランド航空とは

ニュージーランド航空は国際線と国内線を運航するニュージーランド最大の航空会社で、航空連合スターアライアンスのメンバーです。
オセアニア地域を中心に、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカへの航空サービスを行っています。
本拠地はオークランド国際空港で、機体にはマオリ族の伝統模様であるKoru(シダの目の渦巻きをモチーフとしたデザイン)が描かれているのが特徴です。
ニュージーランド航空のスカイカウチ

私たち夫婦がいつも利用するのがスカイカウチというシート。
こちらは3席分のスカイカウチ用エコノミーシートを購入することで、レッグレストを90度の角度まで上げてフルフラット・カウチにして横になって眠れるというものです。
大人2名、または子供1名を含む最大3名で利用することができます。
私は学生の頃からのヘルニアもあり腰がとても悪く、エコノミー席に10時間も座っていると発狂してしまうくらい腰が痛くなってしまうんです。
そこで私たちが初めて二人で日本に帰る時に利用したのが、このスカイカウチというシート。
二人とも小柄でも大柄でもない同じような体格で、ギリギリ二人で横になって眠れるサイズなんです。

フルフラットで体を横にできる、足を上げられる、というのは私にはとてもありがたく、初めて利用して以来、必ずスカイカウチで日本とニュージーランドを行き来するようになりました。
食事中は自席のレッグレストを戻した方が食べやすいですが、それ以外は自分たちで好きな時(離陸・着陸時をのぞく)にシートをフラットにでき、また専用の寝具とシートベルトで安全に利用できるのもオススメです。
今回食べたスカイカウチの食事
スカイカウチのご飯は特別なものはなく、メニューはエコノミーと一緒です。
基本的に2種類から選ぶようになり、エコノミーと同じで運が悪いと自分の食べたいものが食べられないということが起こります。
たいていはメインがビーフかチキンで、洋食・和食・中華など様々です。

こちらは離陸後しばらくして提供されたランチ。
私が選んだメインはビーフのラザニアで、パン、チーズ、フルーツサラダ、マシュマロが入ったムースのようなデザート、ライスウエハース、おつまみスナックのようなものが付いてきました。
甘いものが苦手な私はデザートは食べませんでしたが…(フルーツは好きなんですけどねぇ…)

こちらは日本に到着する前に提供されたディナー。
メインはビーフのミートボールで、パン、ビートルートのサラダ、チョコブラウニーが付いてきました。
お昼にビーフを食べたので本当はチキンを食べたかったのですが、残念ながら品切れでした…
そしてやはりデザートは食べませんでした。
ニュージーランド航空のビジネス・プレミア

今回、ニュージーランドに戻ってくる時に初めて利用したのがビジネス・プレミア。
※ニュージーランド航空ではビジネス・クラスではなくビジネス・プレミアと言います。
旦那クンがいつか利用してみたいと言っていたのと、たまたま購入した時期にセールをやっていて少し安かったというのもあって、今回思い切りました。

ちなみにニュージーランド航空にはファーストクラスがなく、ビジネス・プレミアが一番グレードの高いシートになります。
ニュージーランド航空のビジネス・プレミアは優先チェックインと優先搭乗、ラウンジ利用の他、機内持ち込み手荷物×2、受託手荷物×3を無料で預けることができるので、お土産を持って帰り放題です。

足元にはオットマンがあるので座った瞬間から足をあげてくつろぐことができ、さらに自分のシートをフルフラットベッドにできるので、自分だけの空間でゆったりと自由にくつろぐことができます。
ただ、シートをフルフラットベッドにできるのは食事と食事の間の5~6時間だけ(日本~ニュージーランドの場合)で、しかも自分ではできず乗務員にやってもらわないといけないという点がスカイカウチに比べると少しだけネックでした。
今回食べたビジネス・プレミアの食事

ビジネス・プレミアの食事はエコノミーとはもちろん違います。
ニュージーランド・テイストを取り入れた食事を、まるでコース料理のようにフルテーブルサービスで提供されるんです。
食器はもちろんプラスチックではなくガラスや陶器なので、ラグジュアリーな時間を楽しむことができます。
※ビジネス・プレミアの食事にはメニューが付いており、事前にじっくりと内容を知ることができるので、選ぶ必要のある料理を吟味することができます。

こちらは離陸後しばらくして提供されたディナー。
まずアミューズでサーモンタルタル(写真中列左)、そして前菜には前菜プレート(写真中列右)、パンは全粒粉サワードー(写真中列中央)をいただきました。
そしてメインには鶏もも肉のグリル(写真下列左)。
オプションでサイドデッシュを付けることもできたみたいですが、初めてなうえに乗務員さんにも何も言われなかったので付けませんでした。
そして食後にデザートを聞かれたので、甘いものは苦手ですがみそキャラメルアイスクリーム(写真下列右)をいただきました。
メニューにはデザートのあとにチーズもあったので勝手に出てくるものと思いきや、乗務員さんに言わなければいけなかったのか、はたまたデザートかチーズのどちらかだったのかはわかりませんが、もうお腹も満たされていたので、ディナーはデザートで終了しました。
どれも機内で食べているとは思えないぐらい内容がしっかりしていて、味ももちろん美味しかったです。

こちらはオークランドに到着する前に提供された朝食。
飲み物にはロングブラック(いわゆるホットのブラックコーヒー)をいただいて寝起きにホッと一息。
そしてパンは甘すぎないことを期待してカスタードデニッシュ。
メニューにクロワッサンがあることもわかっていましたが、口頭で乗務員さんにどれがいいか聞かれた時にクロワッサンがリストの中に無かったので、その時にはまだ準備できてなかったのかな?もしくはないのかな?と思いこちらを選びました。
あとでクロワッサンも出てきたので「なんだあるんじゃん」と思いましたが、量的に十分だったのでパンのおかわりはもらいませんでした。
そしてメインに大好きなエッグベネディクトと、フルーツサラダをいただいて朝食を終えました。
ビジネス・プレミアのアメニティ

ニュージーランド航空のビジネス・プレミアには豪華なアメニティ・キットが付いてきます。
今回もらったのはこちら。
靴下、耳栓、歯ブラシ、歯磨き粉、ハンド&ボディークリーム、バーム、ボールペンです。
機内で使うも良し、持って帰って使うも良し。
私は持って帰りましたが、もったいなくて結局まだ使ってません。
ニュージーランド航空のプレミアム・エコノミー

今回は利用しませんでしたが、前回日本からニュージーランドに戻ってくる時に利用したのがプレミアム・エコノミー。
こちらはエコノミーの一つ上のグレードになります。
優先チェックインと優先搭乗の他、機内持ち込み手荷物×2と受託手荷物×2を預けることができるので、こちらもじゅうぶんにお土産を持って帰ることができますね。
シートはフルフラットにはなりませんが、足元が広いのでレッグレストの調節である程度足を伸ばすことができ、シートもエコノミーと比べるとゆったりしていて快適に過ごすことができます。
ただ腰が悪い私にとっては、いくら広くてゆったりできても足腰をしっかり伸ばせないのではあまり体がラクとは言えませんでした…
プレミアム・エコノミーの食事

プレミアム・エコノミーの食事もエコノミーとは異なります。
旬の食材とニュージーランドの味をふんだんに使ったプレミアムな食事を楽しむことができるんです。
食器もビジネス・プレミア同様にガラスや陶器で、メニューがあるので事前に内容を知ることができます。

こちらは離陸後しばらくして提供されたディナー。
パンは確かハーブ入りフォカッチャを選んだと思います。
そして前菜には炙りサーモン、ビーフたたき、キュウリ、トマト、ブラックオリーブなど。
メインはレッドスナッパーのソテーをいただきました。
デザートはダークココアと抹茶クリームのレイヤーケーキでしたが、完食はしなかったように思います。
※写真に写っているクリームチーズとクラッカーは食事前に提供されたものです。

こちらはオークランドに到着する前に提供された朝食。
パンはクロワッサン、前菜にはフルーツサラダを選びました。
そしてメインはオムレツをいただきました。
中にハム、ほうれん草、チーズが入っていてボリュームがあり、ベーコンとハッシュドブラウンが添えられていて美味しかったです。
プレミアム・エコノミーのアメニティ

プレミアム・エコノミーにも豪華なアメニティ・キットが付いてきます。
ビジネス・プレミアとまったく同じ物なのかどうかはわかりませんが、この時に私たちがもらったのはリップバーム、ボールペン、イヤフォン、歯ブラシなどがあったと思います。
当時写真を撮っておらず、記憶があいまいですみません(汗
ニュージーランドに来る際は一つ上の贅沢を経験してみませんか?

今回はニュージーランド航空のビジネス・プレミアをはじめ、スカイカウチ、プレミアム・エコノミーについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ランクが上がるにつれもちろん値段は高くなりますが、せっかくの旅の思い出に一度は経験してみるのもオススメです。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
参考:ニュージーランド航空, Wikipedia
ニュージーランド航空公式サイト
英語で言える?【機内持ち込み手荷物・受託手荷物】
飛行機に乗る時、機内に小さめの手荷物を持ち込んだり、チェックインカウンターで大きな荷物を預けたりしますよね。
機内持ち込み手荷物はcarry-on baggage/luggage、大きめの受託手荷物はcheck-in baggage/luggageと言います。
Carry-on baggage can weigh up to 7kg.
→機内持ち込み手荷物は7kgまでです。
I have to pick up my checked-in baggage at the baggage claim.
→手荷物受取所で私の荷物を受け取らなきゃ。
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